忙しい薬剤師のための「5分投資術」|高配当株をお昼休みにコツコツ買う仕組みの作り方

資産形成

こんにちは、現役薬剤師ブロガーのふぁるせです。

高配当株に興味はあるけれど、「忙しくて相場なんて見ていられない」「タイミングを逃してばかり」と感じていませんか?

特に私たち薬剤師の仕事は、次から次へと調剤や監査、患者さま対応に追われる毎日。仕事中に株価が気になってもスマホを見るなんて無理ですし、忙しい日にはまとまった1時間の休憩すらまともに取れないことだってありますよね。

私もまったく同じ悩みを抱えていました。

もともと高配当株を始めたきっかけは、メインのインデックス投資(オルカン投資)の他に、旅行や趣味にかけるお金をもう少し増やしたい、という軽い動機でした。毎月の生活費とは別に、配当金という形で「自由に使えるお小遣い」が手に入ったら嬉しいなと思ったんです。

実は、私の高配当株のスタートは、有名ブロガーの「こびと株」さんが紹介していた銘柄をそのまま購入することからでした。配当金をもらう喜びを知り、「もっと増やしたい」と意気込んでいたのですが……。嬉しい悲鳴で、購入した銘柄の株価が上がってしまい、買い増しのタイミングを完全に失ってしまったんです。

焦って「別の銘柄を探そう」と探してみても、安くなっているのは業績の波が激しい景気敏感株ばかり。そのまま買い進めた結果、全体のバランスが崩れていくという失敗を経験しました。

「下がらなくて買えない」「買える株ばかり買っていたらバランスがおかしくなった」。そんな経験を繰り返しながら、「自分なりの買い方」を試行錯誤し続けてきました。

その末にたどり着いたのが、今からお伝えする「5分ルーティン」です。今では高配当株の総額が約600万円、年間配当金は18万円まで育ちました。最初は全然うまく買えなかった私がです。

休憩時間が不規則で短くても、「スマホを開いて1〜2分で状況を確認し、サクッと注文を入れるだけ」。全部合わせても5分とかからないこの仕組みがあれば、仕事に支障を出さずにコツコツ資産を増やせます。


準備編:「感情で買う」をやめるための仕組み作り

目標株価を数字で決める

「なんとなく安くなった気がする」で買うのは、実は一番危険なやり方です。感情が判断を狂わせるので、まず「この株価になったら買う」という数値を先に決めてしまうことが大切です。

もちろんお昼の5分だけで全部判断しているわけではなく、普段から「IRBANK」などのサイトで決算情報やEPS・ROEといった指標も確認しながら「この銘柄は中長期で持っていい」という土台を作っています。事前の準備があるからこそ、お昼の5分という短い時間でも迷わず動けるわけです。

目標株価を決めるときにまずやっているのが、チャートの「月足」の確認です。過去数年のチャートを眺めて、「過去に何度かここで止まっているな」「〇〇ショックのときでも下落はこの程度で済んだんだな」という大まかな感覚を掴むだけで十分です。細かいテクニカル分析は不要。過去に何度か下値が止まっているラインをざっくり把握しておきます。

そのうえで活用しているのが、マネックス証券の「銘柄スカウター」という無料ツールです。このツールを使うと、その銘柄の過去の平均利回りの推移をグラフで確認できます。

株価の数字だけを眺めていると、業績が良くて右肩上がりに成長している銘柄ほど「高すぎて今は買えない……」と躊躇してしまいがちです。

ですが、企業が順調に成長して増配(配当金を増やすこと)をしてくれていれば、株価が高くなっていても、配当利回りは過去の平均水準を維持していることがあります。つまり、「株価は高く見えても、利回りでみれば今が十分な購入チャンスである」ということが分かるんです。これによって、成長している優良株を逃さずに購入できるようになります。

だからこそ私は、単に今の株価を見るのではなく、「最低でも過去の平均利回りは超える株価」をベースとして、明確な購入候補の基準にしています。

さらに、仕事中のお昼休みにサクッと動けるように、あらかじめ株価の「下限値」も決めておきます。たとえば、日経平均全体の暴落に引きずられて下がったときに「ここまで来たら絶対に買いたい」と思える下限のラインです。

目標が決まったら、あとは一気に全額を投資するのではなく、「平均利回りの株価」から「買いたい下限値の株価」までの間で、3回に分けて段階的に買えるように設定しています。

1株から買える単元未満株だからこそ、この「3分割で網を張る」という買い方が生きてきます。このひと手間があるだけで、「下がらなくて買えない」という機会損失がなくなり、お昼休みに迷わず注文できるようになります。

このひと手間があるだけで、「なんとなく安そうだから買った」というブレた判断がなくなります。

※ちなみに、私はSBI証券(旧ネオモバ時代から愛用)を使っていますが、これから高配当株を1株から始めたい方には、今回ご紹介した「銘柄スカウター」がそのまま使えるマネックス証券(ワン株)もおすすめです。SBI証券と同様に1株からの買付手数料が無料なので、分析から購入までをスムーズに完結させることができます。

マネックス証券

実践編:シフト制でもチャンスを逃さない「お昼5分ルーティン」

アラートを仕込んだら、仕事中は相場を見ない

目標株価が決まったら、次にやることはたった1つ。moomooアプリにアラートを設定して、あとは仕事に集中するだけです。

moomooは見やすさと情報量が優れているアプリで、任意の株価にアラートを設定しておくと、目標値に近づいたときに通知が来ます。仕事中にチャートを開く必要はありません。アラートが鳴るまでは完全にスルーでOKです。

ちなみに私自身、moomoo証券の口座を開設しているわけではありません。
このアプリ、実は「口座を持っていなくても、高度なアラート機能や分析ツールが完全無料」で使えるんです。私は純粋に「仕事中のほったらかし投資を成立させるための神ツール」として、アプリの機能だけをフル活用しています。

薬剤師だと、お昼休みのタイミングは日によってバラバラですよね。でもこのやり方なら、休憩がいつになっても、あるいは短くなってしまってもまったく問題ありません。アラートが鳴ったとき、お昼休みにスマホを開いて確認する。それだけです。

状況に応じた2パターンの動き方

アラートが鳴ったら、お昼休みにスマホを開きます。そこからの動き方は、大きく2パターンに分けて考えています。

① 単元株(100株)で指値を入れる場合

「この銘柄は十分買っていい」と判断しているときや、株主優待の権利を取るために単元株にしたい銘柄のときはこちらです。チャートを確認して、「ここで買えたら嬉しい」という値段で指値注文を出します。

指値の期限はだいたい1週間以内を目安にしています。それ以上待っても刺さらないようであれば、一度状況を見直します。ポイントは、その日に必ず約定しなくてもいいと割り切ることです。指値を出したあとは放置して、午後の仕事に戻るだけ。無理に成行で買わなくていいのが、指値の強みです。

② 単元未満株(1株〜)で確実に拾いに行く場合

「買いのタイミングではあるけれど、ほんとはもう少し安値でほしい。単元株を一気に買うほどではない」というときや、「とにかく少しでも確保したい」というときはこちらです。

単元未満株は証券会社の仕組み上、指値ができないケースがほとんどです。そこで私が判断の基準にしているのが「出来高」です。アラートが鳴った時点の出来高を見て、売買が落ち着いてきていれば多めの株数を、まだ勢いが続いていて下がりそうなら少なめの株数にして注文を入れます。
先に書いた3分割ルールですね。出来高をみて「1回目を少なめにするなら1:4:5」や「最初からある程度いくなら4:3:3」にしています。

「完璧なタイミングを待つより、今日の終値でいいから確保する」と割り切れるのが、単元未満株の使いどころです。1株から買えるので、まとまった資金がなくても少しずつ拾っていけます。先ほど紹介したマネックス証券の「ワン株」でも、買付手数料も無料なので気軽に購入できますよ。


まとめ:最初から完璧に買える人はいない

薬剤師の仕事は忙しいし、シフトでお昼の時間はズレるし、まともに休憩が取れない日だってあります。平日に相場をじっくり見る余裕なんてありません。

それでもこの仕組みを使えば、毎日チャートに張り付かなくても、自分のペースで、お昼休みのわずかな時間でコツコツ買い続けられます。

最後に、お昼5分ルーティンの流れをおさらいしておきましょう。

ステップやること使うツール
下準備決算・EPS・ROEで銘柄の土台を確認銘柄スカウター(マネックス証券)、IRBANKなど
準備月足と平均利回りで目標株価を決めるmoomooアプリ、銘柄スカウター(マネックス証券)
待機アラートを設定して仕事に集中moomooアプリ
実行①指値を出して放置する(単元株・優待向け)利用中の証券会社
実行②出来高を見て単元未満株でその日に確保するマネックス証券(ワン株)など

私も最初はブロガーさんの銘柄をそのまま買うところから始まって、「下がらなくて買えない」「景気敏感株ばかりになってしまった」と悩んで、この「5分でできる仕組み」にたどり着きました。最初から完璧に買える人なんていません。

だから焦らず、まずは1株から始めてみてください。配当金が振り込まれたとき、「あのとき仕組みを作っておいてよかった」と必ず思えるはずです。

一緒に人生を豊かにしていきましょう。

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※本記事は筆者個人の経験をもとにしたものです。投資は自己責任でお願いします。税制・制度の内容は変更になる場合がありますので、最新情報はご自身でご確認ください。

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